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mixbeat 第4回ワークショップ『意図を分解して理解する』 [mixbeat]

電話がかかってくることになっていた。
ワークショップ開催の1週間前のことだ。
前回ワークショップでは、事前にアンケートと簡単な宿題があったが、今回は特にないという。ただお当番から電話をかけさせてくれ、という話。電話をかけてもよい日時を返信し、その日、時間を待っていた。

26日(日)、電話がかかってきた。
お当番・ふさおさん、から電話があります、とのことだったが、かけてきたのはもうひとりのお当番・なっこだった。

電話するひとが代わってごめんね、から始まり、ちょっと相談があって、と続いた。
私の社内での職種を聞かれ、いわゆるWebディレクターだよ、と答えると、よかったー、と安堵した声で相談された。

『会社(なっこの会社)のWebサイトにコンテンツを追加したい。それに伴い、Webディレクターを採用したいのだけど、どんなひとを採用するとよいのか、職種についての知識が少なくて悩んでいる。時間がないこともあり、Webディレクターという職種をよく知るひとに助けてもらいたい。一日ほど時間とっていろいろ教えてもらえないか』という内容だ。

それを相談したくて、電話をかける役割を代わってもらった、と言う。

会った回数も少なく、話も長くしたことはないが、縁あってmixbeatという場で知り合った女の子だ。突然の相談ごとではあるが、断る理由は何もない。むしろおもしろそうだ、という好奇心や興味が勝り、「いいよ」と即答した。
私に聞いてくれた、というのも嬉しかった。

急ぎ進める必要はあったけれど、一日という時間をとるなら今日の明日、は難しい。都合教えてもらえれば、休みを取るよ、と答えた。



*****


ワークショップのテーマを考えるにあたり、ふたりは自分の困っていること、失敗した、と思うことからネタ探しをした。
意見を求められているとき、すぐ答えられなかったり、うまくまとめられず返答する機会を逸したり。もっと早く、的確に答えることができたらいいのに!

“アウトプット、それも瞬発力のある”
それができれば最高、と行き着いたはいいが、ではなぜそれができないのか、を振り返ったとき、そもそも求められていることを理解できていない、相手の意図をわかっていない、ことに気づく。

そこからあぶりだされるように、今回のテーマ『質問から相手の意図を分解して理解する』が決まった。


分解は、次の4点とする。
・早さ   返答、対応、作業などの早さ
・期待   相手の自分への期待値
・関係   相手と自分の関係
・内容

相手が何を一番強く求めているか、を理解しなければ、最適な返答、対応は難しい。
また、勝手な判断で一番大切なポイントをほかのものと同じく並べてしまわないか、誤解や行き違いを防ぐためにも“聞き返し”をすることで、相手の意図を確実に理解したい。

相手から送られるひとつのかたまりを、ただ受けとめるだけではなく、4つに分解、小さくして大切なポイントについて、聞き返す。それにより、自分が相手の意図を正しく理解できたかを確認し、適切に対応する。


それができると、すごくいい!



分解する4点は、お当番のふたりの仮説によるもの。
ワークショップ1週間前の電話は、仮説を裏付けるために行われたダミーの相談事だった。
塾生8人それぞれの重要視ポイントと、相談者(なっこ)が望んでいる(と思われる)返答ポイントが先の4項目で一覧表として提示された。

■私の相談事に対する返答までの道のり
・私の就いている職種に対しての相談であること
・応えられそうだ、という感触
・mixbeat同期のなっこからの相談であること
・一日がかり、であることから日程調整が必要だ、という判断
・日にちを教えてもらえれば休みをとるよ、という返答


■私が感じたなっこの希望(意図)
・Webディレクターという職種について詳しく知りたい
・時間がないので、なるべく早く会って話したい


■実際の回答(うろ覚えですけど)
「いいよ。でも、明日って言われると難しいから、日にち教えてもらって、その日に休み取るね」



これを4項目に当てはめて考えてみると、どうやら私は、なっこの意図を内容と早さについて重視し、かつ自分の対応を、内容と期待、関係において決定し、早さについて問い返しているのではないか、と思う。

ワークショップ当日、説明などを聞いている時点ではまず“なっこからである”という、その関係を大前提に考えていたが、関係を重視しても応えられない内容であった場合、自分で引き受けるより代替案を提示するか、辞退していた、と今は思う。
代替案や辞退の選択は、その期待に応えられないという残念さ、はあるが、時間がない、というもうひとつの大きな事項を考えたとき、早急に別案を検討した方がよい、という判断からだ。

ふだん意識していないことだが、後からでも振り返るタイミングがあるのなら、こうして自分の返答や対応を分解するのもおもしろい。これを繰り返していくと、振り返るタイミングではなくその場、そのときに意識できるようになるかもしれない。



午後は、“聞き返す”という動作の練習を。
ペアを組み、質問者は、意図を直接伝えずに、ひとつ問いかけをする。回答者はその問いにすぐ答えるのではなく、さらに質問を重ね、質問者からその意図を引き出す、というもの。
時間は5分(最初のみ3分だったが、短い、という声が多く5分に)。時間内、回答者から意図を問う質問が出た場合はそこで終了となる。

問いかけ例:おすすめのお店は?
意図例(ペア6組、意図例は複数あり):行きつけのお店、デートで行けるお店、会社の打ち上げで使えるお店、を探している

こんな感じ。

ふ「なおさんのおすすめのお店、教えて」
な「おすすめのお店…、何屋さん? ご飯屋さんとか雑貨屋さんとか、いろいろあるよ」
ふ「あー、飲むのが好きだから飲み屋さん」
な「ふむふむ。飲み屋さんねー。居酒屋さんがいいとかバーみたいのがいいとかは?」
ふ「それは特に問わないけど、チェーンの居酒屋はちょっとね…。静かで、隠れ家的な」
な「個室があるみたいな感じだね。ご飯は? 美味しい方がいい?」
ふ「それはもちろん」
な「何人ぐらいで行く?」
ふ「ひとりでも、何人でも」
な「あー、行きつけのお店探してる感じ?」

“ひとりで行く飲み屋さん”は、私の中で“行きつけ”にたどり着く。

質問を中心に会話を進め、相手の意図をその回答から探りだすのは、推理ゲームのようでおもしろい。
お互いの職業や趣味、ふだんの活動内容など背景や相手(自分も)の素の情報を切り分けて純粋に意図当てゲームにしても楽しかったろうな。





何事も失敗と成功の繰り返し。失敗が教えてくれることもたくさんあるし、失敗することで強い印象となり、次の機会では失敗しないこともある。やってみないとわからないことがほとんどで、失敗をおそれているだけでは何も始まらない。

今回のワークショップは、午前中の予定が1時間延びてしまった。座学だったのだが、映し出されるPPT資料やその説明に、聴いている塾生からツッコミが入るのだ。
想定問答もあったと思うが、その数、内容を超えると苦しくなる。

ワークショップの全体構成のために、お当番のふたりは自分たちの試行錯誤を編集する。
その編集にもう少し時間をかけられたら、また違ったものになったのではないだろうか。
削除した、というふたりが準備段階で行ったこと。なぜそれを削ったのか、その判断はどこから来たのか。時間が十分あっても削られるものは削られるが、あと1回確認する時間があったなら。もう1度考えてみる余裕があったなら。


お当番のふたりがギュウッ、と感じている今の気持ちと、次への期待値は大きいものだ。再挑戦したい、という言葉にそれが表れている。


■mixbeat活動報告ブログ
質問から相手の意図を分解して理解する(3期第4回ワークショップ)



愛してやまないMotoGP決勝レースを観ることなく参加したワークショップだった。
行ってよかったと思っている。
テーマの内容だけではなく、いろいろを見る・聞く・感じることのできたワークショップだった。
私のお当番はこれからだ。その前に本当によい機会に恵まれた。

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